2016年10月10日月曜日

仕事に負けないで。

10月の3連休最後の日です。

明日からは仕事再開です。
日曜日のサザエさん症候群とか、言われますが、これは誰にでもあることです。
但し、今、厳しいプロジェクトで作業しているIT技術者の方は、出勤するのが辛くなることがあります。

もしかしたら、連休も出勤だった方も多くいるかと思います。

特に残業が続いて、休みに入った方は、次の週の出勤がキツくなる傾向があります。

もし、あなたがこういった傾向が、数ヶ月も続いているようなら、一度、状況をリセットする必要があります。
たとえ、仕事が詰まっていたとしても、ここでリセットしないと、心を病んでしまう事があります。

責任感の強い方、真面目な方ほど、行かなくちゃ〜と、必死で出勤します。
IT業界は昔から、仕事ができる方に仕事が集中します。
(当然、できない人より仕事が早いから、作業を振られます)
また、PM、PLの方は、プロジェクトの完了までの責任感から出勤せざるを得ません。

ここで、心を病むタイプの人は、まず、出勤します。(たとえ辛くても、自分に言い聞かせて)
そして、地獄の1週間が始まります。
進捗状況の確認、遅れている問題への対策などに、日々追われます。

もし、あなたが、このような状況なら、是非、専門家に相談しましょう。
一日くらい逃げても大丈夫です。
診療内科に受診するのもひとつの方法です。
(おそらく、軽い適応障害や、自律神経失調症のような診断をもらい、いくつか薬を処方されます。)
ここで、軽度な鬱等と診断されたら、しっかり考えなければなりません。

但し、この状態でも実は、仕事は続けられます。
処方される薬は、恐らく、マイナートランキライザー(抗不安薬)、自立神経調整薬や、向精神薬、鬱の診断があった場合、抗うつ薬、そして、眠りやすいよう、睡眠導入剤などです。

この中で、抗不安薬は、比較的即効性があります。(精神的なものからくる、軽い身体症状は、この薬で治る事があります)
また、睡眠導入剤を始めて使用するなら、これも、即効性があり、眠りにつけると思います。

薬に頼っても、仕事が続けられる状態であるなら、ご自身で可能であるなら、仕事を続けましょう。
ここで、自分は病気だからと言って、休みに入ってしまうと、復帰が大変なのと、今後似たような状況に陥った時に、また、働けなくなってしまいます。

そして、数ヶ月で、プロジェクトが落ち着いて、薬が必要なくなれば、終了すれば良いのです。
そして、また、同じ状況が来た時は、また、受診して仕事が続けられるなら、その方が良いかもしれません。

上記は、あくまで、対処療法です。
できれば、病院の専属のカウンセラーや、我々のようなカウンセラーに相談してください。
皆さんの、性格や、考え方を判断し、心の持って行き方や、考え方の変え方を一緒に
考えるお手伝いができると思います。

是非、IT業界で生きて行くのであれば、上手にずるくやって行きましょう。


2016年10月5日水曜日

ITエンジニアの専用カウンセリングをご紹介します

 近年のIT技術の進歩は目覚ましい物があります。
 
 特に、IoTの分野や、AI(人工知能)分野の復活等、また、スマホの普及による、携帯ゲームの開発など、凄まじい進歩が見られます。
 反面、インターネット、SNSの普及などの、Web技術の進歩により、その開発を行う、開発サイクルはより短期になっています。
 一方で、金融機関、生損保のシステム開発は大規模でありながら、未だに古い開発モデルを採用し、長期間、大人数での開発を行っています。
 
 開発を行うエンジニアはどうでしょう。

 若いエンジニアの方ほど、新しい開発環境や、言語を学びたいという思いで企業に入ったものの、企業によっては、実際の採用時の謳い文句とは正反対に古い開発スタイルのまま、あるいは、ある程度の年齢の方は、未だ汎用機での開発が主流というのが現状です。

 また、大手メーカ、Sierの社員は、プロジェクトのマネジメントしか教わらず、技術の知識はない、実際の開発作業は、下請け企業に依存しており、下請け企業は、ひたすら要求
通りの期間(カットオーバありきのスケジュール)で、厳しい開発を行っているのが、現状です。
 IT業界の多重請負のビジネスモデルは、多くの中小企業が人出しで商売をしている現状を考えると、簡単に変えられるものではありません。

 多くのエンジニアの方は、結果として、日々自分の作業の納期に追われ、漠然と作業を行っており、最終的にデスマーチ化したプロジェクトに関わろうものなら、一気に精神的に病んでしまう方も少なくありません。
 精神的な問題に陥ってしまうのは、40代後半以降の方よりも、若い方に多く見られます。
 これは、プロジェクト管理が十分確立されておらず、困難な開発を経験しているかでも、差が出ていると思われます。

 様々なプロジェクトを経験してきた、筆者なりに、エンジニアとして、どのように自分のモチベーションを維持し、またどのように目標を持つか、メンタル面の問題をどのよう解決していくかを、アドバイスするお手伝いができればと思います。